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序章
―入学式、始業式から約一ヶ月。新学期特有のどこか浮ついたムードは薄れ、授業や部活が本格的に始まった。
そんな中、とある2つの高校内では争いの火種が燻り始めていた。
秩序、混沌、正義、自由……抽象的で流動的、本質や正解があるかもわからない事柄について意見がぶつかり合う。
自分の内にあるものを証明するかのように、激しく、鋭く、熱く、しかし冷静に。
―勿論、相手が気に食わないからという理由もあるのだろうが―
さて、生徒たちよ。議論の場を設けようではないか。廊下で議論を交わすのもまあ一興だが、おとなしい新入生が畏縮している。
諍いは大いに結構!だが、周りへの配慮は忘れるなよ?
ディベート1
:-]
;-o
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